アニサキス奮闘記

アニサキスで緊急手術、入院してしまいました。仕事もある、家庭もある、でも動く身体がない!入院中でやることもないのでブログでも書いてみます。

12-19 アニサキス 入院1日目

部屋には時計もなく、何時頃かも分からない。
ただ、日は登っているので朝なのは分かる。ようやく術後の痛みも強く和らぎはじめ、眠れる状態になってくる。部屋を見回して見ると、個室のようだ。(後から分かったことだが、当日は大空部屋に空きがなく、空くまでは差額なしで個室を使っていいとのことだった。)

自分の状態を把握してみる。

口には酸素マスク、手術前に胃の中にある水分を取り除くために鼻から入れたチューブが入ったまま。
尿を排出するパイプが尿管と繋がっており、お腹の中から得体の知れないパイプ(ドレーンというらしい)が外に出ている。
腕には点滴、指には酸素量の計測器。

特に尿管と繋がっているパイプが痛い。今考えるとあれはもうゴメンだ!

ウトウトしてると、看護師さんがやって来てくれた。着替えをするのために、体を拭いてくれた。意識がもうろうとしてる中でやってくれたのだが、とても気持ち良かった。寝返りすら打てず、痛みで固くなっていた身体が一気にほぐれる感じ。

ホッとしたのも束の間、今度はレントゲンということで、ベッドのままレントゲン室へ運ばれる。ベッドでウトウトしながらレントゲンを撮るという奇妙な体験をした。

部屋に戻ってきて、30分ぐらいしただろうか?
執刀医の先生方が来て、酸素マスク、鼻から胃に繋がっているチューブ、尿パイプなど一通り外してくれた。もう、歩いて構わないから、どんどん積極的に歩くようにと言われた。

そこで、トイレに行くことに。
看護師さんに付き添ってもらい、トイレに行くが、ベッドから立ち上がるだけで精一杯。腹筋に力を入れようとすると、傷口が痛む。腕で腹筋の力を補助して上手く体制を整えて立ち上がる。

立っても、バランスを取るのに腹筋を使う。
点滴を吊り下げているガラガラに寄り掛かりながらトイレへ。

早く、楽に寝起き出来るようにならなくては...


午後、妻が洗面用具や着替えなど持ってきてくれた。テレビも見れるようにしてくれた。
そして、持ってきてくれた本が「2052 今後40年のグローバル予測」という本。仕事で勉強しなさいと買わされた500ページにも及ぶビジネス本。

結局、この本があまりにもつまらないため、ブログでもやってみるかというきっかけになる。


この日は飲食一切禁止。
まだ、食欲はないものの、これがあと数日続くらしい。

それにしてもとにかく眠い一日だった。
ちょっとでも隙があれば、眠れてしまうような状態だったため、20時には就寝。