アニサキス奮闘記

アニサキスで緊急手術、入院してしまいました。仕事もある、家庭もある、でも動く身体がない!入院中でやることもないのでブログでも書いてみます。

12-28 アニサキス入院10日目 退院

ようやく退院の日を迎えた。

野戦病院と化した病室では、コーラおじいちゃんの点滴交換やら九造さんの退室など夜中も慌ただしくゆっくり寝ることすら出来なかった。

朝食を食べ終え、請求書と退院指導計画書をもらって晴れて退院。看護師さんにお礼を告げ、長らくお世話になった病室を後にした。

因みに、入院、手術代は健康保険限度額適用認定を制度使って13万弱。少なからず痛い出費になった。

最後にこの入院を通じて感じたことを覚書にしておく。

●看護師さん
看護師さんの仕事はホントに大変だと思う。決められた時間に患者の様子を見にきたり、点滴を替え、患者のシャワーや食事の管理など、見ているだけでも多忙なのが分かる。


特に高齢者への対応には苦労させられていた。オムツ替えの他に患者によっては食事の世話までしていた。

子供なら可愛いというオマケがあるので、他人であっても多少我慢は出来ると思うが、高齢者ともなると何のオマケもない。

それなのに、甲斐甲斐しく声を掛けて、患者さんの苦痛を共感しようとする姿には心を動かされた。

本当に看護師さんには感謝以外の言葉が見つからない。

●これからのこと
自分は4人部屋だった。高齢の患者さんを見ていて気になったことがある。

高齢の患者さんは、看護師さんに対して感謝の言葉も出さない。痛いとか寒いとか部屋が明るすぎるだの自分中心でしか物事を考えているような発言も目立った。他の患者もいるのに夜中に「悔しいよー」と大声で叫んだり、ナースコールを押す代わりに、大声で看護師さんを呼んでみたり。

病気で余裕がないのも分かる。でも、ホントにそれだけだろうか?

人の在り方やその人らしさって、歳を重ねながら積み重なっていくものじゃないのだろうか?

いい歳した子供のような患者さんを見て、常々他人に対して感謝の気持ちを忘れずに、そうやって歳を重ねていきたいものだと思うようになった。

将来、自分も同じような立場になる可能性は十分にある。その時になって、苦しく追い込まれた時でも感謝の気持ちが自然と出せるような、そんな人間になっていけたらと願う。


この入院を通して、ずいぶん多くの人へ迷惑を掛け、多くのひとの暖かさに触れ、助けられた。

妻には心配を掛けた以上にかなりの負担を課してしまった。
子供には寂しい思いをさせたかもしれない。
義母はわざわざ遠くから妻をサポートしに来てくれた。
父母兄姉にも心配を掛けた。手術の時にはすぐに駆けつけてくれて、妻をサポートしてくれた。
会社の同僚は業務負担を増やしてしまったにも関わらず、見舞いにまで来てくれた。
先生は的確な判断で症状の悪化を最小限に留めてくれた。
看護師さんは術後に痛いと騒ぎたて何度もナースコールをしたにもが関わらず懸命に処置をしてくれた。

大げさな表現かもしれないけど、自分自身は多く人の支えの中で生きているという事をこの入院を通じて胸に刻むことが出来たと思う。

この10日あまりを無駄にしないためにも、より一層、感謝の気持ちを持ちながら今後の人生を歩んで行きたい。

そして、健康第一
これが何よりも大事!


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本当に有り難うございました。