12-27 アニサキス入院9日目
長かった入院生活もあと1日。
検査もないし、シャワーもない。
とにかくやることがない。
ひたすら本を読む。
眠くなったら昼寝をする。
リゾートライフ満喫といった様相だが、いるのは病院。今日一日耐えよう。
●病室の様子
隣の患者さんが退院していった。
そして、代わりにやってきたのは90代の男性。
来るなり、痛いとかうぅーんと唸っている。
これで、私以外の3人がおじいちゃんということになった。
一人目はコーラ好きのおじいちゃん。
亡くなった奥さんの写真をベッド脇に置いる。
一方で看護師が来る度に「あんた、美人だね。ここの病院は美人ばっかりだ」と口癖のように言っている。ワガママっぷりも激しいが看護師さんからは人気がある。
昨日、手術をしてきたばかりなので、痛み止めが切れると唸りだす。
二人目は肝臓さん。
肝臓を悪くして運ばれてきたので、勝手に名付けた。今が何月かも分からず、自分の生年月日も言えないぐらい意識が朦朧としている。
肝臓さんは、昼夜が逆転してしまい、夜になると騒ぎ出すので、要注意人物に指定されてしまった。夜になるとナースステーション近くの経過観察室に連れて行かれていかれるのがパターン化している。
そして、理由は分からないが肺炎も併発してしまった様子だった。
三人目が今日きた九造さん。90過ぎだから九造さん。この人は普段は声も出せないぐらいグッタリしているが、突然何かが乗り移ったかのように唸りはじめたりする。
昼寝、この3人が一斉に唸り声をあげたり、奇声を発したりすることがある。野戦病院ってこんな感じなのかな?とさえ思ったりする。
●栄養指導
退院後の食事について説明を受けた。
よく噛んで食べること。
消化の良いモノを選んで食べること。
油の多いモノはほどほどにすること。
腹八分目を心掛けること。
これが基本らしい。
アルコールも問題はないけど、先ずはご飯を食べられるようになってからと言われてしまった。
退院してからも、お酒にたどり着くにはまだまだ時間が掛かるようだ...
でも、早く出たいです。。