アニサキス奮闘記

アニサキスで緊急手術、入院してしまいました。仕事もある、家庭もある、でも動く身体がない!入院中でやることもないのでブログでも書いてみます。

12-18 アニサキスで緊急手術!

17:00
総合病院に到着
緊急といっても待たされる。
痛みは引く様子もない。絞られるような痛みではなく、漬物石で押さえつけられるような痛み。

18:00
診察開始。
採血、レントゲン、CTを取って待つこと数十分。
担当医に呼ばれる。ちょっと渋い表情をしている。
「入院とかは嫌だ!」という個人的な思いとは裏腹に、「結論から言うと緊急手術が必要なレベルです。」と言われてしまう。

・CTの画像で見る限り小腸の一部が異常に大きくなっている。
・水分等でむくんでいるか、腸が捻れて血の流れが悪くなっている可能性が高い。
・このまま放置すると、腸の一部が壊死してしまうこともある。
・時間の経過とともに悪化し、場合によっては腸のほとんどを切除することにもなり兼ねないので、最悪の状態を回避するためにも、「今」手術した方が良い。
・悪くなっている腸の一部を切り取って繋ぎ合わせるか、捻れているようならその箇所を正常な状態に戻すといった手術になる。

アニサキスの可能性はないか?と訊ねてみる。

・100%否定は出来ないが、CTの画像を見る限り
その可能性は低い。
・突発的に腸が大きくなったというよりも、徐々に大きくなってきた印象の画像。
アニサキスも含めて何らかの刺激で今回の痛みを誘発したのではないか?
・いずれにしても、ここまで大きくなっていては相当な痛みがあったと思うが、よく我慢できたねというレベル。

この時、先生はアニサキスの可能性には否定的だったけど、術後の結果を聞くとやっぱりアニサキスが原因だったらしい。(その辺の詳細は改めて)


18:30
妻に連絡を入れ、このまま手術を受け入院、退院までには10~2週間の見通しと告げる。しかも、運の悪いことに、次男が保育園で高熱を出して、仕事を早退してきたタイミング。症状からするとインフルエンザだろうとのこと。

共働きの我が家にとって、どちらか一方の長期離脱は非常に痛い。子供がインフルエンザならこれまで、交代で休みを取るなどして仕事と家庭を廻していた。それが、一人いなくなると、妻にとってはかなりの負担増だ。本当に申し訳ない。

ただ、手術を受けず手遅れになってしまったとい訳にもいかない。妻も覚悟は出来ていたようで、「こっちは何とかするから」と。

19:30
手術開始。
子供は私の実家の母に見てもらい、妻も病院に駆けつけてくれる。この時のお腹の痛みは覚えていない。

痛かったのは確かだが、それ以上に緊急の手術、長期にあるであろう入院に動揺していたと思う。しかも、年末のこのタイミング、子供達にはクリスマスもある、職場にも迷惑掛ける。もう、流れに身を任せるしかない。

手術室に入った後は、麻酔で一気に気を失う。

執刀医の声で目を覚ます。
同時に腹部に激痛。ズキズキと腹筋の辺りが破裂するのではないかと思うような痛み。息をするのも苦しい。看護師さんからは深呼吸してと言われるが深呼吸すら出来ない。
酸素マスクをしてるので、口が痛いぐらい乾く。


この晩は耐えるしかなかった。眠るどころではない。何度、ナースコールを押しただろう?
痛み止めを訴え、渇いた喉を潤すのにうがいを要求して。眠るというより、意識がもうろうとして、気を失うような瞬間があって、また、痛みで意識が戻っての繰り返す。点滴からの痛み止めでは治まらず、座薬の痛み止めを追加してもらい何とか耐えながら朝を向かえた。